再帰的複製世界

まずは前開催・大山幸路写真展「波紋の棲みか」が
日曜日で無事に終了致しました。
ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございます。
いつも企画展ではヒラヒラした和紙プリントでお馴染みの大山さん。
それが個展になったらどんな感じだろう?という想像が実現しました。
和紙にトナーでプリントするという発想で生み出された質感は、
使用カメラの様々な違いによる画質の差を吸収する効果のほかに
時を経て熟成された古写真のようにも見え、独特な効果を放っていました!
また、1枚1枚が波紋のようにヒラヒラし、
あくまでも不動の存在ではない展示風景は、
確かなようで不確かであり、掴めそうで掴めない、
そんな、この世界の真理そのものだったように感じます。
週末の在廊で伺った意見や感想をもとに、
早くも次回作への意欲を高めている大山さん。
今度はどんな世界を見せてくれるのか楽しみです。
みなさんも大山さんの新作にご期待ください!

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さて本日からは、かしまる写真展「≒ヽ」が始まります。
企画展でお馴染みのかしまるさん、2回目の個展開催です。

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今回はデジタルカメラ内での合成機能や
フォトショップワークによる画像重ね合わせを駆使し
現実にはありえない風景を主題にした世界を見せてくれます。
USTREAMでの作者インタビューもご覧ください!

たんなる合成写真ではなく、同じ背景や同じモチーフが
繰り返し現れたり、組み合わせを変えたりすることで、奇妙な秩序が現れます。
それはまるでこの世界の不確かさのような気配です。

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かしまるさんは水曜・土曜・日曜の終日在廊予定。
また土曜日は19時半から持ち寄り制にてパーティーもあります。
みなさまのご来場をお待ちしております。お見逃しなく!

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