大きな写真に囲まれる
Date : 2010/03/09 Tue

まずは前開催「駅と列車のある風景」が
日曜で無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。

車両のカタログ的な写真や
旅行案内のポスターのような写真ではない、
誰しもが共感できる、身近な気持ちのこもった鉄道写真が集まり、
こちらとしてもなかなか狙い通りの展示になりました。

別にマニアの人でなくても、
たまたま知ってる駅だったり、昔に利用していた電車だったり、
居合わせたお客さん同士でいろいろな話しに花が咲いて、
ああ〜やっぱりみんな電車が好きなんだな〜というか、
日々の暮らしに密着しているものであることが判りました。

来年も2回目をやってみたい企画なので、
興味のある方はちょっとユルめの鉄ちゃん気分で、
今のうちからいろいろ写真を撮ってみてください。
(撮影マナーには気をつけてくださいね)

20100309-1.jpg
さて、本日からは「でかフォト展」が始まります。
先週に続いて新企画2連チャンです!

展覧会名が表すとおり、実に単純明快な内容です。
写真を大きくすることによりどんな風に見え方が変わるのか?
それもA4とかA3とか馴染みのある大きさじゃなくて
特大B1サイズ!1メートルx70センチの写真で
ちっこいアビィの室内を埋め尽くしてみようという企画です。

鑑賞する大きさが決まっていない映像作品は別として、
1つの原版から展示する作品の大きさを自由に変えられるのは
写真というジャンルだけの特別なことかな?と感じます。

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大きくすることにどんな意味を持たせるのか?

精密さで驚かせるのか?
臨場感を漂わせるのか?
違和感を見せるのか?

いろいろな方向性の「でかフォト」が集まっております。
全部で18枚!

狭いアビィの室内に高密度で写真を展示していますので
さすがにものすごい圧迫感なんですが(笑)
右を見ても左を見ても、とにかく写真しかない空間!
包み込まれた感じで没頭してご覧いただきますと幸いです〜

20100309-3.jpg

日曜日までの開催となっております。
まさにパソコンの画面ではスケール感が伝わらないという、
ギャラリーで実際にご覧頂くことに意味がある展示空間です。
お近くの方はお見逃しのないようにお願い致します〜
展覧会のこと
吹雪手帖その85「2010年個展への道(6)」
Date : 2010/03/06 Sat

吹雪手帖その85
「2010年個展への道(6)」

2週間ぶりぐらいの「個展への道」でございます。
しばらく日にちが空いてスミマセン!

もちろん、個展準備をサボっていたわけではなく、
アビィの業務と並行して、ドシドシと作品の撮影を続けております!

しかし最近なにかと忙しくて
自宅でスキャンをする時間があまりなく、
未スキャンのフィルムが現在7本ほどあり、
そしてそれとは関係なく撮影がドンドン進んでいきますので
今後の作業量を想像するとややボーゼン!
あっはっは〜・・・

というわけで!
フィルムで作品づくりをするうえで大事なのは
信頼できる写真屋さん!

自宅に暗室があって、現像からプリントまで処理できる環境があれば
もちろんそれに越した事は無いんですがなかなかそうもいきませんし、
特にカラー現像は廃液の回収もあるし個人宅ではタイヘン!
多くの人が写真屋さんに頼んでいると思います。

まあ、普通の35ミリフィルムだったら、
日本中どこのお店でも、そんなに不便は感じないと思いますが、
それがブローニーフィルムとなると話しは別!!

外注のためお店から現像所に送られるので日にちはかかるし、
近所に大手の写真店もないし(それでも外注だし)
遠くの親切な写真屋さんへ郵送で送るにしても
送料もかかるわ、日にちもすぐにはムリだし、
すぐに処理してくれるプロラボなんてどこにあるやらサッパリ・・・

とにかくブローニーフィルムで写真を撮ったら
写真が必要な日にちを逆算して準備し、
出来上がるまでひたすら耐え、おまけにコストもバカ高い・・・
そのような苦行を強いられた挙げ句、
やっとのことで受け取ったのがホルガの写真だったりして、
シャッターがバルブのままで全滅してました!なんて日には、
ブローニーフィルムの巻き紙を見るのさえ怖くなってしまうこと必至!
そしてホルガを辞めていく人が数知れず・・・(汗)

もはやこの世にはブローニーユーザーのユートピアはないのか〜!

うう。。。

いえいえ、諦めないで!ありますよ〜!

大手の写真店に行くよりも、全国展開のチェーン店に行くよりも
商店街の片隅にある地元の老舗写真屋サンなんかのほうが
案外、ブローニーの現像とかやってくれること、あります!

とにかく根気よく探さなければなりませんが、
ご自宅の周囲をよ〜く思い出して、
そういえばあそこにもここにも写真屋さんが・・・と、
こんなご時勢とはいえ、意外に多く存在していると思います。
1軒、1軒たずね歩いて、「恐れ入りますが〜」と聞いてみて下さい。

そんなふうにして僕が見つけたお店はココ!

20100306-1.jpg

大阪の下町、今里しんみち商店街の「コンドーカメラ」さんです!
もう、絵に描いたような昔ながらの写真屋さんでしょ!
(ちなみにこの写真もホルガで撮ってます、笑)

こちらのお店は写真ひとすじの親父さんと奥さん、
そして若旦那の3人で切り盛りなさっておられます。

僕の個展の作品も、ニューヨークで展示した写真も、
テキサスのギャラリーで販売されている写真も、
ぜーんぶ、こちらでフィルム現像してもらっています!
NHKドラマ「浪花の華」用の写真の時なんか、
いきなり40本ぐらい持って行って、
明日までにお願いします!とか(汗)

10時〜18時までの間の受付でしたら
ブローニーの現像は30分〜1時間仕上げです。
(カラーネガのみ・現像機の稼働状況で変わります)
現像料は1本700円です。

しかもめっちゃレトロな
紙製のネガケースに入ってあがってきますよ〜
て、もう、紙製ですよ!紙製!
透明のシートじゃなくて、全部紙で出来てるんですよ!
フィルム入れるトコも!

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見たこと無い人、けっこう感動すると思います!(笑)

そしてこのお店のポイントが高いのは、
僕の家から歩いて5分ぐらいのトコにあること!
(自分の話しでスミマセン、笑)

とにかく、朝から夜まで、ほとんど毎日オープンしていて、
しかも自宅の近所だったら、鬼に金棒、ホルガにコンドーカメラです!

大阪市営地下鉄・今里駅から徒歩5分ぐらいのトコですので、
どうしても展示の搬入に間に合わなくて急いでいる時なら
多少電車賃を使ってでも、大阪市内ならどこからでも来れる場所ですし、
実は近所に住んでたり、自転車でいける距離だったり、
通勤ルートの近くだったり、利用できる人は多いと思います。

残念ながらブローニーからのプリントには対応していないのですが、
自分でブローニーフィルムをスキャンできる人にはオススメです〜

しかも!35ミリフィルム派の人にも朗報!
「フィルム現像だけしてCDに写真を書き込み」の受付OKです。
それだけだったら最近よく見かけますが・・・
CD1枚にデータが入るだけドシドシ入れてもらえて(7本分ぐらいまで)
それなのに、お値段はCD1枚ぶんでOKなんですよ〜!
つまりフィルム1本ごとの書き込み手数料が不要なのです〜
これって、スゴイですよ〜!めちゃトクですよ〜
(インデックスプリントも1本ごとに無料でついてきます)

でも、写真のトーンも老舗っぽいカンジじゃないの〜?って思う人!

20100306-3.jpg

ほら、なんかイマっぽいトーンでしょ!僕が色をいじらずとも、コレ!
35ミリの写真、すごくいい雰囲気で上げてくれます!

なんか今日はほとんどコンドーカメラさんのことしか書いてませんが、
吹雪大樹の作品を支えるコンドーカメラ!ってカンジなんです。
いいお店なので、お近くの方、ぜひ行ってみて下さい〜!

ちなみに、親父さんと若旦那のポートレイトも
今回の個展用に撮影させてもらいました。もちろんホルガで(笑)
いつもありがとうございますッ!


○お店データ

・コンドーカメラ
・大阪市東成区大今里3−1−2(GoogleMap
・電話:06−6976ー6301
・営業時間9時〜20時
・現像の当日仕上げは10時〜18時受付ぶんまで
 (開店すぐの9時台は現像機の試運転で処理が出来ません)
・だいたい毎日開いてるみたいです

*臨時休業や機械のメンテナンスで受付できない場合もありますので
 事前に問い合わせしてから行ってみてください〜


○料金

・フィルム現像
35ミリ(36枚撮)1本750円
ブローニー1本700円
 *カラーネガのみ*ブローニーからのプリントは不可

・CD書き込みはCD1枚500円(35ミリ7本ぐらいまで)

・35ミリL判プリントは…すみません、やったことないです(汗)


○仕上がり時間

・フィルム現像のみ 30分〜1時間
・35ミリフィルム現像+CD書き込み 1〜2時間ぐらい
 *機器の稼働状況や注文本数で変わってきます

*2010年7月から価格が改定されたため、
 元の記事から書き換えております(2010/7/21記)

お店の周囲はメチャメチャいい雰囲気の商店街や下町です。
現像を待つ間に散歩しながら写真を撮ったりするのも楽しいですよ〜
僕の作品に登場する、あんな場所やこんな場所にも出会うかも(笑)
また、店内にはいろいろレトロなカメラ(の新品!)も販売されてます!

さささ、今日も家に帰ったらスキャンせな・・・
吹雪手帖 > 2010年個展への道
フジフイルムPRO400H(ブローニー)入荷
Date : 2010/03/05 Fri

おっとっと、3日続けての新製品情報です(笑)
お知らせばっかりでどうもすみません(汗)

何をイマサラという感じですが、
富士フイルムのPRO400Hを入荷いたしました〜

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もちろんホルガで使えるブローニーフィルムですよ!
(今回、35ミリフィルムの取り扱いはありません)

海外で好まれる発色に合わせて作られた輸出用フィルムで、
シアンがかった、ちょっと彩度の低い、独特の色調で撮れる・・・
という触れ込みで人気の製品でして、
最近はPRO400H仕上げというカンジで
プリントをしてくれる写真屋さんも多いですね〜

今は富士フイルムのサイトにあった商品説明のページがないので
どんな色調かはGoogle画像検索でご覧になってみて下さい。

PRO400Hのシアンがかった軟調な画はイヤだ、という方でも
当たり前の話しですが、カラー調整をいろいろやれば
普通の色調で仕上げる事もできますから大丈夫です。
僕も今度の個展用の作品撮影で相当な本数を撮ってみて、
調子はけっこういいと感じました〜

とにかくまあ、フィルムの選択肢が減っていくばかりという現状で、
それをちょっとでも増やせればなぁ〜という思いもあり、
今回少量だけですが試験的に販売してみます。

20100304-5.jpg

PRO400H(ブローニー)5本パック・・・2600円(税込)
PRO400H(ブローニー)1本バラ売り・・520円(税込)
*使用期限2011年10月

アビィは写真のギャラリーですが、写真屋さんではないので、
フィルムを売って商売なんてするのはタイヘンですが、
そのフィルムの良さを伝える事は、展示を通してできると思います。
販売価格は思い切って抑えてみますので、
これがキッカケになってたくさんの人に使ってもらって、
気に入ったら、どこかの写真屋さんでまとめ買いしてみてください。

おひとり5本までの購入とさせていただきます。
1本バラ売りは5本パックを崩しますので外箱がありません。
(もちろんビニールの包装はありますよ〜)
その点だけ、あらかじめご了承ください〜

なお、申し訳ありませんが、通販は行っておりません。
店頭のみでの販売ですので何卒お許しください。

よろしくお願い致します〜
新製品情報
osaka filed trip販売中
Date : 2010/03/04 Thu

連日の新製品情報です〜

今日は新製品と言っても、カメラじゃなくて「本」のお知らせ!

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大阪観光コンベンション協会が発行する、
その名も「osaka field trip」というガイドブック。
大阪のいろいろなショップや飲食店の情報が掲載されております。

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ご覧のように写真もふんだんに使われておりまして、
オールカラー80ページでかなりいいカンジの本ですね〜

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掲載されているお店の案内入りの地図も付いておりまして、
しかも巻末に地図だけ入れるポケットが付いているという親切設計!
これなら歩きながらお店を探すのもラクですね。

次号があれば、写真ギャラリーが6軒が並ぶ南船場界隈のことも
取り上げてもらえたら完璧かな〜とか思ったりしました。
(全国的にもすごく珍しいことだと思うんですよ!)

20100304-4.jpg

で、僕が特に面白いな〜と思ったのは、しおりがついているところ。
鍵のカタチをしています。これで大阪を開けて下さい、ってカンジですね。

これだけ盛りだくさんで、なんとお値段300円です。

え?

300円です。ゼロの数は合ってますよ!

いまのところ限定10部の入荷です。
発行部数が少ないそうですが、
遠方からの旅行者の方や最近大阪で暮らし始めた方はもちろんのこと、
知っているようで知らない大阪の事を知りたい大阪人にも、
いろいろな人の手に渡るといいな〜と思います!

ご購入希望の方はギャラリースタッフまでお申し付けください〜
新製品情報
ホルガ135の2眼レフを入荷しました
Date : 2010/03/03 Wed

昨年8月にホルガ120の2眼レフバージョンが発売され
トイカメラファンのあいだで話題となりましたが、
こんどはその弟分であるホルガ135にも
なんと!2眼レフバージョンが追加されました!

ジャジャジャジャーン!
ついに入荷致しました!

20100303-1.jpg

これがホルガ135TLR/135BCTLRです。
以前のホルガ135と同じく、クローズアップレンズも付属。
けっこう小振りです。ホルガ120より少し小さいぐらい。

20100303-3.jpg

ファインダーを開けたところです。
もともとさほど背が高くないので邪魔にはなりません。
絞りスイッチの位置も変更されて、動かしやすくなりました。
ストラップの取り付け穴も両サイドにありますので、
二眼レフらしく首から下げる事ができます。
(元のホルガ135はハンドストラップ専用でしたね)

20100303-2.jpg
ファインダー自体の仕様は120TRLと同じです。
ピントを合わせる事は出来ませんが、
こういう小さいファインダーでは
そもそもピントを動かしても全然変化が判りませんので
妥当な仕様ではないかと思います。
また、たいへん明るいファインダーですので
構図を決める際のストレスはなさそうです。
それにフレーミング用の枠が書いてあるので便利ですね。
「○」マークは近接撮影時の構図の中心点を示しています。
右下の楕円形の穴の底にはフィルムカウンターが!(笑)
シャッターボタンは本体上部に付いています。

写り方は従来のホルガ135と同じです。
ローアングル撮影に最適なので、ペットとか子供とかも撮り易いですし、
いろいろ目線を変えて構図を決めたい時の助けになると思います。
ホルガ135を愛用している方も多いと思いますので、
買い替え用や、2眼レフ体験用に、1台いかがですか〜

お値段のほうですが、
画面の端が暗くなってトンネル効果のある
135BCTRLが7350円で、
素直に写る135TLRが6300円となっております〜

ご購入希望の方はお早めにスタッフまでお問い合わせください〜
新製品情報