吹雪手帖その34
Date : 2008/02/08 Fri

吹雪手帖その34
個展への道2008(4)

個展開催まであと3ヶ月?2ヶ月?っていう
ビミョーな時期に差し掛かってきました。

今回はデジカメ作品による初の個展開催という事で
判断のつかない事が1つあります。

それは、いつ頃まで撮り続ければいいのか!?

デジカメだから撮ってすぐで現像要らず、
24時間営業のキンコーズとかでレーザー出力すれば、
それこそ個展開催初日の朝まで撮っててもいいんですが
作品集とかスライドショウの準備もあるし
あまり直前まではやらないほうがいいのかな?とか。

そういえば撮り始めたのは昨年の3月頃からなので
そろそろ季節が一巡するわけです。
ならばもう撮り終わる時期になったのかな?とか。

というわけで、2月一杯までは撮る、
という風になんとなーく決めてみます。

実は自分で言うのもアホな話しですが、
このところどうにもこうにも調子が良すぎて
押すシャッターすべてが傑作ショットになるんです。
撮れば撮るほど傑作量産状態、ギリギリまで粘れば
もっともっといいシャシンを見せられる、
そういう欲もムラムラと出てくるわけですが。。。

初めてのパソコンをいつ買うかの買い時が難しい、
みたいなのと同じ悩みです。判りにくい例え?(笑)

まあ、そういう悩みをよそに着々と準備はすすんでいます。

dm_4p.jpg
DMは先日刷り上がってきました。
A5サイズ片面カラーで4パターン各200枚、計800枚です。
発色がちょっとおとなしいかな?という気もしますが
紙の質感とかも想定通りで、いいカンジ。
これも格安で刷れるようにいろいろリサーチして工夫して、やってます。
4月上旬から各地で配布をしようと思います。

それから1000枚展示に使うためのテストプリントもやってみました。
仕上がりの判らないお店でスットコドッコイなプリントをやられたら
なんせ1000枚ですから取り返しがつかなくなります。
事前のテストは欠かせません。

かと言って、予算もあまり無いので
ネットでいちばん安いデジタルプリントのお店を探して、
際どそうな色調の写真を選んで20枚ほどテストしました。

l-size_test.jpg

結果は五重丸の太鼓判!うまくいって良かったです。
撮ったままではなく、1枚1枚レタッチして色合いを決めていますから
これが狂ってしまうとほんとうにどうしようもないのです。

値段は安くても品質のいいお店に出会えてよかった〜!
ちなみに1枚5.9円です。やっすー!
個展が始まったら、宣伝がてらお店のアドレス書きます(笑)

難点はDSC-L判じゃないので写真の上下がちょっと切れちゃうコト。
DSC-L判は1枚12円が最安値で、コレだと予算が倍かかっちゃいます。

個展するならカネに糸目はつけるな!ってのが鉄則ですが、
いちおうアビィの経営者ですので、考えなきゃいけません。

元々の構図を知ってるのは僕だけですし、
実際、上下が切れても構図がさほど変わらない事と、
1000枚見せる時点で多少の違いなんてどうでも良くなるのでは?
このような点を踏まえて、1000枚5900円と12000円を比べると、
選ぶのはそりゃあ5900円のほうでしょう!(笑)

このように柔軟に考える事によってコストを圧縮し、
浮いたお金を違う事に回して個展演出の可能性を広げるわけです。

まあ、スライドショウのCD−ROMに完全版が収録されるので
気になる人はそっちを見て下さい!ということで。。。

このCD−ROMは販売もしますがBGM代わりに会場でも流します。
でも全部観終わるのにたぶん1時間以上かかりそうなので
ぜひお買い上げ頂いて、ご自宅のPCでゆっくりご覧下さい(宣伝)

flash_prg.jpg
スライドショウのプログラムも実は昨年11月頃に完成していて、
あとはセレクトした写真をリサイズして
ファイル名を連番にすればいいだけ。
むしろCD−ROMを焼いたりパッケージ作るほうが手間なので
効率よく安上がりで見栄えのいいのを、今年も考えなければ〜
吹雪手帖 > 2008年個展への道
どっさり手にとる!
Date : 2008/02/05 Tue

まずは前開催「とってもピンボケ」が無事に終了しました。
会期中は多数のご来場を頂き、まことにありがとうございます〜!
展示作品も力作ぞろいでとてもハイレベルな展示でした。
素晴らしい作品をご提供頂いた作家の皆様もありがとうございます。

記念すべき1回目のピンボケ写真、
並べてみると傾向がありました!

・ピンボケだけとなんとなく判る
・何が何だか判らないけど面白い
・ピンボケさせて違うものに見せようとする

意外にも、本気で失敗したピンボケよりも
意図的にボケさせた作品が多かったり、などなど、
企画を実際のカタチにすることにより
いろいろ見えて来る事もありますね。

このところは定番企画展の続編が多かったので
久々に新しい企画(昨年7月以来)の導入となりましたが
とにかく大成功!確かな手応えを感じました。

来年もこの企画は継続しますので、
今回の展示で何かを感じた人は
いまのうちからピンボケ写真を量産して、
ぜひぜひ次回は見せる側に回ってみてくださいネ!

さて、本日からは「手にとる写真展part2」を開催します。

20080205-1.jpg

写真展なのに壁には額もパネルもありません。
棚や机の上に置かれたプリントの束を
1枚1枚ご自身の手にとって観て頂くという
変わった鑑賞方法の展覧会!
昨年の大好評を受け、2回目の開催となりました。

20080205-2.jpg

20080205-3.jpg

20080205-4.jpg

20080205-5.jpg

ストレートにプリントの束、ドッサリ!というのもあれば
手にとるという性質を活かした変わりダネも!
それぞれの作家さんの個性が光ります。

展示物に直接手を触れるという、普段では出来ない行為と、
写真表現でいちばん大事な「写真の順番」という要素が
観る人に委ねられてしまう(あるいは前の人の順番で観る)
かなり面白い試みの展覧会ですので、
写真に指紋がついてるのがイヤとか、順番は絶対に大事やろ!とか、
そういうコトは抜きで、アタマ柔らかでご覧下さい。

2月10日(日)までの開催となっております。
お時間のあるときに、ゆっくり観に来てください。
会場が混み合っている時は、空いている展示物からご覧下さいネ。

皆様のお越しをお待ちしております〜
展覧会のこと