<< 6周年記念パーティー! :: main :: デジタルカメラで針穴! >>
トイカメラ写真表現を追究する(1)
Date : 2011/06/07 Tue

まずは前開催「それぞれの生活2011」が
日曜日で2週間の会期を無事に終えました。

驚くほど早く始まった梅雨のせいで雨降りのお天気続き、
しかも台風までやってきて大変でしたが
最後の週末は天気もなんとか持ち直し、
たくさんのご来場をいただきました。
みなさま、ありがとうございす!

今年のそれ活は、3月3日にめでたく女の子を出産をした人や
4月4日に結婚1年目を迎えた人、そして東北から参加した作家さん、など、
いろいろな人たちの生活を見ることが出来ました。

「何でもない普通の日々」というものが
実はかけがえのない大切なものだったことを
特に今年は多くの人が感じているのではないでしょうか。

3月から4月、そして4月から5月、
「それ活写真」で組みあがった壁面が、
それを客観的に物語っているように感じました。

写真のできることは「今」を撮ること。

過去や未来を写すことはできません。
「今」しか写すことのできない写真だから
見る人に伝えられることがあると思います。

そしてそこから色々な想いをめぐらせて
考えていってもらうこと・・・

1033枚の写真がシンクロしながら繋がる展示空間を通して
多くの方にそんなことを発見してもらえて、嬉しかったです。

来年もモチロン、同じ形式で「それ活」を開催します。

3月3日、4月4日、5月5日のこの3つの日を
もっともっと多くの方に覚えていただいて、
「それ活」の輪をさらに広げていければと思います。


20110607-1.jpg

さて、本日から7年目のアビィが始まります!そのトップを飾るのは
毎年恒例の「トイカメラ写真月間2011」です。
おかげさまでついに7回目の開催となりました!

アビィがスタートした頃と現在とでは、
やはりトイカメラに対する捉えられ方は
確実に変わってきているように思います。

最初のうちは、面白い・かわいい・偶然・・・
普段は写真をやっていない人でも飛びつくキャッチーさがウリでした。

実際、そんなことが楽しくて、肌身離さず持ち歩いていた人でも、
そのうち興味をなくしていくか、写真を本格的に始めた時に
「そんなのは作品じゃない」と卒業していく人が多いように感じます。

でも「作品」かどうかは観る側に決定権があるのだとしたら?

トイカメラだからと卒業してしまことは
ちょっと短絡的な結論だったのかもと考えずにはいられません。

カメラの値段や性能や重量という要素だけで
良い作品がつくれるのなら、だれも苦労はしませんよね(笑)

自分が「わからなく」なってしまったことの中に
本当の答えが多く隠されているものだと、
僕はそう思って、トイカメラによる写真表現を続けています。


20110607-2.jpg

と、7年目のスタートでいきなり堅苦しいことを書いてしまいましたが、
今年のトイカメ月間はそんな感じでやってみたいと思います。

そのようなわけで、これまでの機種テーマを改めまして、
展示方法を変えての2週間開催(週替展示)となりました。

トイカメラの世界でもっとも重要に思われる、
「機種の違い」というファクターをあえてメインテーマから外すことで、
トイカメラ写真表現本来の面白さをご覧頂こうという趣旨です。

・「1区画」でたくさん集まって展示する「セッション」
・ひとり壁半面or1面を使ったミニ個展(最大8名)「セレクション」

展覧会デビューする作家さんから
個展経験も豊富なベテラン作家さんまで、
いろいろな顔ぶれのみなさんが今年も集まりました!

20110607-3.jpg

本日からは1週目「セッション」が始まります。
ホルガを中心に、ロモ、ポラロイド、トイデジタルなど、
なかなかバラエティにとんだ作品が集まりました!

初心者の方には楽しく判り易く、
そして、ふだんトイカメラには馴染みのない方にも
写真にはまだまだ面白い表現があることを
きっとご覧頂けるのではないかと思います。

20110607-4.jpg

まずは1週目をお見逃し無く!
日曜日までの開催です。
みなさまのお越しをお待ちしております〜!
展覧会のこと
<< 6周年記念パーティー! :: main :: デジタルカメラで針穴! >>
Comments
Comment Form
Trackbacks