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吹雪手帖その32
Date : 2008/01/24 Thu

吹雪手帖その32
個展への道2008(2)

さあ、久々の個展進捗レポートです。

撮影は快調に進んでいます。
デジカメですので毎日どんどん写真が増えます。
貯まりすぎると作業がタイヘンなので
毎日の開店前にアビィで前日の夜間と
その日の朝に撮ったのを採用・不採用に選別。
採用分はすぐさま色調をレタッチして作品が1枚完成。

というプロセスで、毎日が個展準備です。
昨年4月から現在までにざっと11万枚撮影して
そこから選んだ採用写真は
既に1000枚に迫ろうとしています。

普通なら明らかに多すぎる枚数ですが
110000枚中の1000枚ですので
採用率は1%にも達しません。
100分の1以下にまで絞った写真を
これ以上減らす必要もないと思うので
さらにセレクト、という作業はやらないことにします。

そこで問題になるのはアビィの室内で
1000枚見せるにはどうするか!?ということです。

いろいろ考えた末に、4つの方法で展示することを思いつきました。
もちろん、ローコスト・ロー手間?な方法になります。
それらを組み合わせた空間が上手くまとまるか心配もありますが
1000枚も出す時点で、もうそういうことはいいんではないかと。

デジカメに持ち替えて最初のうちは
ホルガの時と同じような気持ちで撮っていましたが
撮影枚数が1万枚を超えたあたりで
それだけではカメラが変わっただけで
あまり意味が無いことに気付きました。

なぜ自分は毎日デジカメで大量に写真を撮り、
どういう目的を持ってそれを選別しているのか。
その理由をハッキリと自分で説明できなくては
たくさんの写真を見せるだけの展示にすぎないのです。

そして5万枚を超えたあたりで理由が判りました。
自分でやっている事なのにヘンな表現ですが(笑)

その理由が個展コンセプトの土台となり、
大量に撮り続けた写真の1つ1つを結びつけ、
そしてこれからも続く撮影をさらに効率よくさせるのです。

そうしていくなかで個展のタイトルも
最初は「メロディ」としていたのですが
コンセプトが固まった時点で「まどろみシネマ」へ変更しました。

僕は映画製作の方から転じて写真を始めた人間なので
タイトルとかコンセプトとかBGMとか、
そういうのを決めないと撮影にとりかかれないタイプです。
(映画だったら、そこから決めないと撮影できません!)

ですので、かなり写真を撮って時間が経過した段階で
タイトル変更をするのってかなり勇気が要ります。
「スターウォーズ」が「スクールウォーズ」になったぐらいの
かなり大幅な方針変更です。

でもタイトル変更前に撮った最初の頃の写真達も
新しいタイトルに当てはめた方がピッタリきます。。。
無意識下でそのコンセプトをすでに感じていたのかもしれませんね。
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Comments
そのまま吹っ切って「親指スクールウォーズ」くらいまで行ってください。
ふくなが | 2008/01/26 15:01
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