永原裕輔(ysk) 個展
Layers of Perspective
2026年9月23日(水)~9月27日(日)
12:00~19:00(最終日は18:00迄) / 入場無料 / 月火休廊


●開催にあたって
2011年、初めての個展で、私は高速道路やジャンクションの風景を大判写真として展示しました。当時の私は、その被写体に感じていた魅力を、写真としてどう表現するかを考えていました。
それから15年。私は3Dプリンターを使ったものづくりに没頭し、多くの経験や技術を積み重ねてきました。その中で、3Dプリンターで写真を表現する技法に出会ったのです。
正面からは一枚の写真のように見えても、少し視点を変えると積層が現れ、光が当たると表面の起伏が浮かび上がる。さらに、触れてみると、そこには確かな質感があります。同じ写真でありながら、視点によって異なる表情を見せてくれるのです。その驚きが、この個展の始まりでした。
今回の展示では、新たに制作した作品に加え、15年前の個展で展示した作品も、現在の技術と表現であらためて制作しています。
積み重ねられたレイヤーが作品の表情を変えるように、視点が変われば、見える景色も変わります。それが、この展示「Layers of Perspective」に込めた思いです。作品をご覧いただき、それぞれの視点から、新しい発見を楽しんでいただければ幸いです。


●展示写真について
本展では、3Dプリンターを用いて制作した積層写真作品を十数点展示します。展示の中心となるのは、幅約1.9メートルの大型積層写真作品です。複数のパネルを組み合わせることで実現した本作は、3Dプリンターならではの積層表現により、写真に新たな奥行きと表情を与えています。
また、透過光によって鑑賞するカラーLithophane作品をはじめ、光や見る角度によって印象が変化する作品も展示します。15年前の個展で展示した作品を現在の技術で新たに制作した作品と、新作をあわせて展示することで、写真という表現の新たな可能性を探ります。


●作者プロフィール
永原裕輔(ysk)/ 奈良県在住
高校時代に写真を始め、2011年に高速道路・ジャンクションをテーマとした初個展を開催。その後は3Dプリンターを軸にプロダクト開発や作品制作、イベント主催など幅広く活動。3Dプリンターによる新たな写真表現と出会ったことをきっかけに、本展示では15年ぶりとなる個展を開催します。