昨今失われつつある里山の片隅には、野焼きがあった。
くらしの中で刈りとった想いや願いを黙々と昇華させる煙の儀式は、刹那と消える今日を明日へとつなげた、希望のサイクルかもしれない。
わたしは、そのゆるやかに流れゆくかたちを、憶えておきたいのだ。
(作者より)


●展示作品について
作者が2007年から10年間にわたり撮影した、野焼き・山焼き・火祭りの写真です。農作業に 伴うささやかなものから、祭事にまつわる壮大なものまで、様々な規模で行われる「煙と炎の風景」をカラープリントで約20枚展示する予定です。

●作者について
万方天(ばんほうてん)1974年京都生まれ・男性
2007年、デジカメで写真を撮り始める。 2009年、ギャラリー・アビィにて初展示。今回が初個展となります。

●販売物について
個展会期中はプリント販売のほかに、「決定版!野焼きカレンダー」を販売します。卓上カレンダーで、四季折々の野焼きを堪能できる逸品です。個展鑑賞と合わせてぜひお買い求め下さい。1冊1200円(予価)



●会場風景