カジマヒロ 写真展
残光

2016年12月14日(水)〜12月18日(日)
12:00〜19:30 / 入場無料 / 月火休廊


●個展開催にあたって

初めてヴェネツィアを訪れたのは2013年の春でした。目の前に広がるのは古きヨーロッパそのままの美しい街並み。入り組んだ路地と交差する水路、その彼方から聞こえるカンツォーネの歌声に心が震えたのを今でも憶えています。
帰国後、偶然目に入った写真コンテストにヴェネツィアの写真を応募したところ、準大賞をいただくことができました。このことをきっかけに写真作家を目指すという目標が自分の中に生まれることになります。その後、写真についての勉強を行いつつ日本国内をいろいろと撮り歩きましたが、イタリアへの憧憬は消えないままでした。
そして2016年、イタリア語もわからないまま再度現地に赴きました。出会う人々は皆陽気で、こちらが日本人旅行者だとわかると「コンニチハ!」と声をかけてくれる人もいます。この美しい街並みとそこで暮らす素晴らしい人々。昼夜を忘れたかのように歩き回り、時間の許す限りファインダーを覗いていました。

−− 残光、それは瞼の裏に残る消えない光。

目を閉じた闇に浮かぶ光景を一つ一つすくい上げ、写真に乗せて形にしました。自分が写真作家として歩み始めるきっかけとなったヴェネツィア。活気に溢れつつもゆったりと流れるこの街の空気を、少しでも感じていただければ幸いです。
(カジマヒロ)


●展示写真について
使用機材はLeica M-P、Fuji X70、Sony α7R、Fuji X20
A3サイズ16枚を展示予定です。デジタルカメラで撮影した写真にHDR(ハイダイナミックレンジ)処理などデジタル処理を施して、記憶の中に浮かび上がる風景を写真として表現しています。

●作品販売について
A3ノビサイズ 14000円
A4サイズ 10000円
2Lサイズ 1000円
フォトブック 3800円

今回の売上金の一部はイタリア中部地震復興のために寄付させていただきます

●作者プロフィール
カジマヒロ 1977年生まれ。39歳。
2013年に訪れたイタリア、ヴェネツィアにて撮影した写真がきっかけで写真活動を始める
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●会場風景