●展示作品/使用機材について
HOLGA 120N / Kodak Tri-x 400 120
ILFORD バライタ紙(四つ切)16枚
ホルガを使い始めたのは写真学科の授業で先生がクラスメート全員にホルガの使用を強制したのがキッカケです。
最初は全て白飛びして何にも写ってなかったりするなど大嫌いなカメラでしたが、気がつけば次第にホルガの世界に取り込まれていました。
絞りやシャッタースピードや構図やと余計なことを考えることなく、被写体に直感的に向き合えるのがこのカメラの良さだと思います。
●作者について
朝田浩暉(あさだひろき)
学生 / 1990年生まれ /兵庫県伊丹市在住
2011年からのアメリカ留学を機に写真を始め、暗室でのプリントに感動し、のめりこむ。現在は帰国し、暗室での作品制作に勤しんでいる。今回が初個展となります。
●個展タイトルについて
ホルガなどプラスチックレンズのカメラでは、周辺部の光量が落ち、周りが暗くなる「周辺減光(げんこう)」と呼ばれる現象があります。
私はしばらくの間、恥ずかしながら「周辺減光」を「周辺滅光(めっこう)」と読み間違えていました。
ホルガのデタラメな世界を表現するにはそっちのほうが面白いんじゃないかと、今回の写真展のタイトルにしました。
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