朝田浩暉写真展
「周辺mekko」

2014年1月15日(水)〜1月19日(日) / 12:00〜19:30

「君は人を違う世界に連れて行く写真を撮りなさい」

私の写真の先生に繰り返し言われた言葉です。

この言葉のように、ほんの少しでも見ている人の意識をどこか遠くへ飛ばせるような写真を撮りたい、プリントしたいとそんな気持ちをもって過ごしたアメリカでの日々の記録です。

アメリカ、メキシコ、カナダなど各地のスナップショットで構成されています

(作者より)



●展示作品/使用機材について

HOLGA 120N / Kodak Tri-x 400 120
ILFORD バライタ紙(四つ切)16枚


ホルガを使い始めたのは写真学科の授業で先生がクラスメート全員にホルガの使用を強制したのがキッカケです。
最初は全て白飛びして何にも写ってなかったりするなど大嫌いなカメラでしたが、気がつけば次第にホルガの世界に取り込まれていました。
絞りやシャッタースピードや構図やと余計なことを考えることなく、被写体に直感的に向き合えるのがこのカメラの良さだと思います。


●作者について

朝田浩暉(あさだひろき)
学生 / 1990年生まれ /兵庫県伊丹市在住

2011年からのアメリカ留学を機に写真を始め、暗室でのプリントに感動し、のめりこむ。現在は帰国し、暗室での作品制作に勤しんでいる。今回が初個展となります。


●個展タイトルについて

ホルガなどプラスチックレンズのカメラでは、周辺部の光量が落ち、周りが暗くなる「周辺減光(げんこう)」と呼ばれる現象があります。
私はしばらくの間、恥ずかしながら「周辺減光」を「周辺滅光(めっこう)」と読み間違えていました。
ホルガのデタラメな世界を表現するにはそっちのほうが面白いんじゃないかと、今回の写真展のタイトルにしました。


(会場風景)