鳥海宏太写真展
「シャングリラ・・・
2013.9.25 -9.29 / PM12:00 - PM7:30

ひとは楽園に憧れ、楽園に行きたいと言う。

楽園とはいったい何か・・・

ラオス、そこは楽園と呼ばれる国だ。

現地に暮らす人々と交わり、同じ道を進んでいくと、
いつしか、僕の目の前には真の楽園が広がっていた。

(作者より)


●写真展開催にあたって

2009年10月、ギャラリー・アビィにて初個展「Aizu...Eyes...」を開催し、今回が2回目となる個展「シャングリラ・・・」を同じくギャラリー・アビィで開催します。

前回の個展では、ラオスを旅する中で出会った子ども達の瞳に焦点を当て、ゆったりとした時間の中で、イキイキと生活する子ども達の表情を全面に押し出した展示をしました。

今回もラオスを旅して撮影した写真ですが、ラオス人の日々の営みを切り取り、様々な媒体で楽園と呼ばれるラオスとはどのようなものなのか、外の人間が見る特別なものではなく、極めてローカルな目線から切り取りました。

『ラク』をするための『ソノ』が楽園ではなく、ラオスの日常から見えるあるべき姿から、その意味する楽園を感じ取ってもらいたいと思います。カラーインクジェットプリントを展示予定です。


●ラオス人民民主共和国について

ラオスは東南アジア唯一の内陸国で面積は日本の本州と同じくらいである。1975年に現在の国家として成立したが経済的基盤が弱く、日本も積極的に援助をおこなっている。そのためラオス人は日本人に対しとても友好的な印象をもっており、日本人があまり知らない親日国である。近年、東南アジアの発展の波が、唯一取り残されていたラオスにもおとずれており、国民の間で経済的な格差が目立ってきている。


●作者プロフィール

鳥海 宏太
(とりうみ こうた) / 1982 年生まれ / 大阪府出身

大学在学中より写真を撮り始める。2007年に初めて訪れたラオスで、人の暖かさ、町並みに魅了され、プロカメラマンなどを経て、年に数度訪れるラオスを撮り続けている。2009年10月に、ラオスの子ども達にフォーカスした写真展「Aizu...Eyes...」を、作家名『toripy』としてギャラリー・アビィにて開催した。本個展は、作家がまとめる2 度目ラオスの記録である。


(会場風景)