su-yan・みぃ 写真展
「1111」
〜 永遠の…1111〜
2013.3.19 -3.24 / PM12:00 - PM7:00
(題字:村田豪太)

●2012年ある夏の日に、大事な人が旅立った

座して死を待つと言う侍みたいな人だった。

su-yanは、たくさんの人に慕われ、頼りになる兄貴であり、父親のような人。

写真だったり、日常の小さな事だったり、悩みだったり...

話を聞いて、時には叱り、時には慰めてくれる。
「バカ娘!」って言いながら頭を撫でてくれる。
そんなsu-yanが最後に教えてくれた事。

「生きる」

生きる、活きる、生き抜く。
su-yanと交わした最後の約束、守らなければと。


●展示について

今回の作者であるsu-yanと私(みぃ)は大阪の下町・萩之茶屋にある「難波屋」という立呑屋で、酒と 音楽と写真を通して知り合いました。

そんなある日、「いつか二人で写真展をしよう」という約束の半ばで、su-yanは帰らぬ人となってし まいます。

生前、su-yanがファインダーを通してどんな風に見てきたか?息子の渉さんがお父さんの遺した写真 から展示作品をチョイスします。

そして、私は、 su-yanが「二人の写真展をキチンとしよう」という発端になった一組の作品を展示し、 su-yanの故郷の風景を求めて佐世保に乗り込みます。

(カラープリント30枚を展示予定 )


●作者について

○su-yan(須藤秀隆)1952-2012
長崎県北松浦郡田平町(現・平戸市)にて須藤平の末っ子として生を受け、中学生の頃に大阪へ移り住む。
26歳の11月11日に結婚し、長男、長女を授かる。故郷田平の福崎の海、家族、友達、そして ...酒と音楽と美味い料理を人の倍以上愛する。
皆に愛されつつ59歳、蒸し暑い夏の夜の11時11分... 家族に見守られ静かに天に召される。そして活動の場を現世に留めず未だ活動中。

○みぃ(越村実根)1974-
大阪生まれ。幼稚園の頃から通学路だった萩之茶屋の商店街になじみ深く、現在は心和む場所として いる。
今回の写真展のため、su-yanの愛したかの地・佐世保を訪ね、その土地、人の温かさに触れる。
ずっとsu-yanの背中を追い続けて生きると決意しました。


(会場風景)