●写真展について
日々の中にある風景は明らかにそこに存在するものなのに、ポケデジというカメラを通して切り撮ると、安定感のない曖昧な世界が広がっているかのように思えてきます。
滲んだように朧げなその写真は、大人になったのになりきれていないワタシそのものであるかのようです。
ポケデジに自分の思いを重ねた時、そこに何がみえてくるのかを探しながら…
撮っています。
●展示作品について
今展の作品はトイデジタルカメラの人気機種の1つで通称「ポケデジ」を用いて撮影されました。マッチ箱の半分ぐらいの大きさで、液晶画面やファインダーすらありません。シャッターを押すたびに「ピッピッ」と音が鳴るだけの簡単なカメラですがTV画面を再撮影したような、朧げで不思議な印象の写真が撮れます。カラー写真25点を展示。
●作者プロフィール
テ ラ ダ マ リ
福井県出身・兵庫県在住
2002年 LOMO LC-A手にする。
2009年 写真教室に通い始める。
2010年 ギャラリー企画展に出展し始める。
2011年 個展「海がきこえる」(4月/フォトピアギャラリー)
今回が2回目の個展となります。
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