吹雪大樹写真展
「焦げる風景」


2012.5.1 -5.13
PM12:00 - PM7:00
*2週間開催/月曜休廊*

僕が待ち焦がれるすべてのモノたちに愛しい瞬間がある/そして恋い焦がれる美しい一瞬がある/僕が死んで焼き尽くされるまで/そんな焦がれる風景を見ていたい/吹雪大樹


●胸を焦がす風景
タイトルの「焦げる風景」とは、恋い焦がれる、待ち焦がれる、そういった「胸を焦がす」ような風景、ということを表しています。
死を意識する病気を経験したことから始まった昨年の吹雪大樹個展3部作・・・そしていま、自分が生きることの理由を思索する日々は終わりを告げ、ただひたすらに表現し続けることへの剥き出しの欲望をDigitalHolgaで生々しくもファンタジックに写し撮り、新たなるHOLGA写真表現の世界をめざします。


●DigitalHolgaと展示写真について
2011年から香港のHOLGA社が発売しているデジタルカメラ用の交換HOLGAレンズ(焦点距離25mm)をPanasonic Lumix G10(マイクロフォーサーズ)に取り付けて撮影しています。
デジタルカメラでは精密に写りすぎて目立たない微妙なニュアンスや曖昧な気配を写し撮ることができます。
今回の個展のために、昨年7月から撮影を始め、1万3000カットの中から選んだ64枚をA3サイズ・デジタルタイプCプリントで展示いたします。


●写真集販売
展示写真64枚を収録した写真集を販売致します。
A3サイズ・フルカラーオフセット印刷・20ページ
200部限定・作者サイン&シリアルナンバー入り 1450円


●作者プロフィール

吹雪大樹(ふぶきたいじゅ)1971年大阪生まれ
写真映像作家/ギャラリー・アビィ代表/ホルガ会主宰

日本写真映像専門学校映像学科を1992年に卒業後、大阪市内のビデオ制作会社にテレビカメラマンとして勤務。その後、デザイン専門学校講師を経て、2005年からギャラリー・アビィ代表。2001年、ナダールとトイカメラ「ホルガ」専門写真サークル「ホルガ会」を設立。2002年から「ホルガエキスポ」を開催。トイカメラの周知普及に活躍する。2009年、NHKテレビ時代劇「浪花の華」タイトルバック写真をホルガで撮影。イーストプレス社「はじめての廃墟の歩き方」表紙写真のほか、写真単行本、CDジャケットなどに写真を提供。また同年、香港のホルガ社から「世界のホルガ写真家10名」に選出され、バンコク、テキサス、ニューヨーク、カリフォルニア、サンフランシスコなど、アメリカの各都市で作品を巡回展示中です。

作者ホームページ 「fubuki taiju web portfolio」
http://fubukitaiju.com/


(会場風景)