西岡裕輔写真展
JCT

2011.3.15 -3.20
PM12:00 - PM7:00

●開催にあたって

高速道路のある風景に、私は何故か興味をひかれてしまう。でもこの気持ちを言葉でうまく伝える事が私にはできない。だから、その隅々まで余すところなく写真に写し撮ることにした。
日常の中に巨大な物が当たり前のように溶け込んでいる異質感。ちっぽけな人間が莫大なパワーを注ぎ込んでそれを造りあげている事実への驚き。
そして何よりも、高速道路としての機能を追求した末に形づくられる美しさ・・・
今回の展示写真をご覧頂いた方の心に何か残るものがあれば嬉しいです。


●展示作品の内容

高速道路とその立体交差(JCT=ジャンクション)をテーマとしたB0(1030mm×1456mm) サイズの大判プリントを4枚程度展示予定です。
1枚の作品を作るために、1200万画素のデジタルカメラを用いて、実際の風景を10枚〜200枚程度に分割して撮影し、これらの写真をデジタル合成して、最大で約1億万画素相当にもおよぶ高解像度の写真を作ります。
この画像をB0サイズで大判印刷する事により、遠景の躯体に打ちつけられたボルトの1本1本までも克明に描き出す圧倒的に高精細な描写が実現され、高速道路・ジャンクションという巨大構造物の姿と雰囲気をギャラリー内に再現します。


●作者プロフィール

西岡裕輔
1987年生まれ・奈良県奈良市在住・会社員

高校時代に出会ったHOLGAをきっかけに写真を始める。大学では写真部に所属し、部内外で多数の展示に参加。現在は会社員。
ギャラリーでの作品発表は、高校在学中だった2006年から、ギャラリー・アビィを中心に多数の企画展に参加している。

(最近の主な展示)
2010年10月 ビバ☆撮影旅行展(ギャラリー・アビィ)
2010年12月 闇鍋展(ギャラリー亜蛮人)
今回が初個展。


(会場風景)