ギャラリーの壁には額もパネルもありません。作家ごとに設けられた棚の上にプリントの束が置かれていて、そこから写真を1枚1枚手にとって見ていくという、アビィで毎年恒例のちょっと珍しい鑑賞スタイルの写真展です。
いろいろな人が見ては戻していきますので、見る度に順番の並び変わっていたり、次にどんな写真が出てくるのかワクワクしながら見る事が出来たり、普通ならダメな「作品に触れる」ことができたりするという面白い要素のほかにも、
写真の裏側にメッセージが書いてあったり、光に透かしてみたり、パズルのように組み合わせたら1枚の写真になったりなど「手にとって見る」ということで、写真表現の「伝え方」に様々な可能性が生まれることをお楽しみください。 |